• 交配について
  • 母犬情報
  • 里親募集
  • 幸せいっぱい お客様の声
  • アニコム損保のペット保険

HOME > PET'S FAN スタッフブログ > アーカイブ > スタッフ: 2014年2月

PET'S FAN スタッフブログ スタッフ: 2014年2月

資格更新 販売士2級

先日『家庭動物販売士2級』の更新試験があり、
無事合格~♪ ま、更新試験なのでちょいちょいと満点(エッヘン)
2009年に取得したのですが いまだ2級までしかございませんが・・・
1級、早く出来ないかな♪
IMG_0427.jpg 
今回は、平成24年9月に改正された『動物愛護管理法』に ついての確認が主でした。
もとは昭和48年に制定されたこの法律、何度か改正され、 ほぼ5年毎に見直されてきております。
昨今の世論を反映して、動物取扱業者にはきちんとした規定が設けられつつあります。

もちろん動物取扱業者だけではなく飼い主さんたちに当てはまる部分もございますよ
  ★終生飼育の徹底
 ★動物取扱業による適正な取り扱いの推進
 ★罰則の強化
などが今回の改正ポイント

 具体的にいうと、
販売が困難になった動物の終生飼養を確保することや
夜間(夜8時以降)の生体展示・引き渡しの禁止(ペットホテルの引き渡しは除外)
対面販売の義務化(画像や動画だけでの販売は不可)などなど、まだたくさん。

そして、各罰金や懲役は概ね2倍に引き上げられています。
cf.虐待事例としてネグレクト(給餌や給水をしない)に加えて、酷使や病気の放置なども 明記されました。  

普通に考えてキチンをした「シゴト」、事業者の役割を果たしていれば難しいことでは ないのですけどね。
これからトリマーや訓練士さんなどペット業界を目指される方にとっては
分かりやすい資格だと思いますのでご興味のある方は是非頑張ってみてください  

旅立ちました。

昨夜、自宅で飼っているスムースダックスのかれんが『虹の橋』を渡りました。
17才と4カ月。
人間でいうと90歳近く、大往生だったと思います。
とはいえ、ここ2~3年は痴呆が進み、最近では寝たきりの状態が続いていたため、
毎日お店に一緒に出勤していました。
それでもゴハンもよく食べ、排泄も吠えて教えてくれる賢いコでした。
私は小さい頃からずっとわんこと一緒に過ごしてきたため、お別れも何度か経験しています。
そして、近い将来、それがくるだろうということは理解していました。

  昨日は、インフルエンザの自宅待機期間中でたまたま家に居た6年生の娘に かれんを託し、
仕事に出掛けました。
夕方、家路につく私の携帯に娘から電話がかかってきました。
「かれん、ウンチが緩いよ」
あ~・・・寒いしね・・じゃあ帰ったら整腸剤で様子をみようか、と答え、
ゴハンを控えめにしようかなと考えながら帰り道を急ぎました。
家に着くと、かれんは少しボケーっとしてるかな、と思いながらも、
あわただしく部活からお腹を空かせて帰ってくる息子の御飯の支度をしながら、
様子を見ていました。
彼女もしばらくウトウトしているようだったので、先に子供たちの夕飯を済ませ、 自分も・・・。  

そして、食卓からふとかれんに視線をおとした時のことです。
一瞬で手が冷たくなりました。
まるで池の鯉がパクパクともがくようなゆっくりとした呼吸。
ブリーディングという犬の生き死にに直面することも多い仕事柄、
何度も見てきたやるせない『そのとき』の息づかい。
ああ、今日が『そのとき』だ、と悟りました。
と同時に、子供たちにしっかりお別れをさせてあげなければいけないと 強く思いました。

彼らはいつものようにパソコンに向かい、いつものようにテレビをみてケタケタと 笑っていました。
おいで、と私は呼びました。
かれんはもう永くない、ということを伝え、そばについていてあげるように 言いました。
驚いて、どうすればいいかわからないような表情をする彼らに、
体に触っていてあげるように促すと、息子はかれんの頭を撫で、
娘は手を握りながら体をさすりはじめました。
私は心拍を確認するように左手をかれんの胸に置きました。
その時はまだ彼女の心臓は力強く動いていました。

 誰も言葉を発することなく、時間にして20分くらいだったでしょうか。
浅く、あえぐような呼吸が続き、意識ももうありません。
残酷なようですが、私は早く楽にさせてあげたいと思い、
『そのとき』がくるのを待ちわびているような感覚に陥りました。  

少しずつ、少しずつ息が遠くなっていきました。
そして最初に呼吸が止まりました。
それでも私の手にはまだ鼓動が伝わってきました。
息をしないかれんに気付いた娘は顔周りをしきりに撫でだしました。
数分のことだったと思いますが、はっきり覚えていません。
ついに心拍が途切れだしました。
最後にトク、トク、トクと3回鼓動を打った後、
私の手には何も伝わってこなくなりました。
(心拍が)もうとれない、とつぶやくと、
最初に泣き出したのは息子でした。
まるで小さな子のように泣きじゃくる兄をみて、娘も泣き出しました。
私は無事に見送ることが出来たことにちょっとホッとしたのもあったのか、
泣きながら饒舌にしゃべりだしました。  

一人で逝かせることなく、みんなで見送れてよかった。
ほんとにかれんは優しかった。
出産の為にどの犬を連れてきても怒ることなく見守っていたし。
若いころはじいちゃんちでよく脱走したっけ。
足が速くて捕まらなくて「黒い弾丸」って呼ばれてたよ。
今でこそオムツだけどトイレは誰よりも完璧ではずしたことはなかったよ。
そうだ、お洋服は一番似合う赤いパーカーに着替えさせてあげよう。
あはは 昔は結構おデブさんだったけどこんなに痩せてお洋服がブカブカになっちゃったねえ。
まだ温かいうちにたくさん触ってあげようね。
よく頑張った。
よく頑張った。 

2人は無言のまま泣きじゃくり続けました。
最期にはまにあわなかったけど、主人も帰ってきたので今までの経過を話し、
また家族で泣き続けました。
少し落ち着くと、きちんと支度をしてあげたいと思い、
箱にふかふかの枕とベッドとつくって、4人でせーの、と 納めてあげました。
お花を買ってきてかれんのまわりを埋め尽くし
ながいことたべれなかったおやつも入れてあげました。
娘が書いた手紙も入れました。
フリージアの香りに包まれながら、かれんはとても綺麗な顔をしていました。

そして朝。
いつもより早く起きた子供たちと玄関まで棺を運び、最後のお別れをしました。
娘は目をパンパンに腫らしてブッサイクな顔で学校に行きました。
お店はスタッフにお願いして、お寺で葬儀を済ませました。
なんだか、あっという間で、あっけない。  

子供たちは身近なものとのお別れは初めてです。
かなり落ち込んでいます。 なにかというと涙腺が緩みます。
でも「かれん、ありがとう」と言っています。
その言葉にすべての感情が込められることを学んでくれたと思います。
葬儀の時にお寺のお坊さんがご挨拶されました。
「かれんちゃんは遠くに行ってしまったのではなく、すぐ近くに居て
見守ってくれています。
それを感じながらこれからを過ごしていってください」  

かれん、これからもよろしくね。

20140205-181623.jpg

1

« スタッフ: 2013年10月 | メインページ | アーカイブ | スタッフ: 2014年5月 »

このページのトップへ